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子供の平均睡眠時間が減ってきています

生まれたばかりの赤ちゃんの時期は昼と夜の活動時間がはっきり分かれておらず、一日中眠っているように見えます。
それが少しずつ大人になっていくことで、昼間は活動をして夜決まった時間になったらベッドに入るという生活時間帯に自然に適応できるようになっていきます。

ですが本来的には子供にとって必要な睡眠時間は大人よりも多めであり、生活時間帯が大人に近くなったからといってまるっきり大人と同じ睡眠時間でもよいということにはなりません。

小学校3~4年を対象にした調査によると平均的な睡眠時間は約8時間50分で、就寝時間は夜9時50分、起床時間は朝6時40分ころとなっています。
これは同じ年頃の米国の子供と比較をしたとき、約9.5時間睡眠時間が確保されているということから考えるとかなり少ないと言えます。

なぜ子供の睡眠時間が少なくなってきているかということについては色々な説がありますが、習い事が忙しくて家に帰ってくる時間が遅いということの他に、大人の夜型の生活時間に合わせて生活をしている子供が増えたということが考えられます。

十分な睡眠が取れないことによって起ること

大人になってからも睡眠不足がもたらす悪影響はかなり高いものとして知られています。
女性なら睡眠不足によって肌荒れが起こったり、にきびや便秘などといった症状が出てきてしまうということが多くの健康系メディアで伝えられています。

こうした睡眠不足の悪影響は子供時代にはより大きく出てしまうことになり、場合によっては将来的な発育に大きな影響を与えることにもなってしまいます。

そもそもなぜ人は睡眠をしなければならないかというと、人の体は眠ることにより脳と体の疲れをとり体内で調節を行うようにできているからです。
人の睡眠のメカニズムはよくわかっていませんが、ただ一つ言えることは全く睡眠を取らない状態が続くことで人は実際に亡くなってしまうということです。

成人の場合数日間全くものを食べなくても亡くなることはないのですが、数日全く眠らない生活をしているとそのために亡くなってしまいます。
よく完全に徹夜をして仕事や遊びをしたということを自慢気に語る人がいますが、そうした極端な睡眠不足は体に大きなダメージを与えるものであり、中年期など体力がなくなってきた時に内蔵の疾患として出ることもよくあります。

子供の場合、眠っている間には大量の成長ホルモンが分泌されるので睡眠時間が極端に少ないとそのために十分な発育ができなくなってしまいます。
睡眠時間が不足した状態の子供を見てみると、集中力が欠けておりどこかふわふわした動きになっていることがわかります。

これはいわば「ほろ酔い」と同じような状態であり、生活の中で不注意を起こすこともあり大変危険な状態になってしまいます。
しっかり眠ることによる最もわかりやすいメリットは、こうした日常動作をしっかり行うことができるということだとも言えます。

しっかり寝ることで学力や体力にも影響が出てきます

子供にとって必要な睡眠時間はだいたい9~10時間と言われています。
個人差はあるでしょうが、10歳くらいになるまでは少なくとも9時間以上はしっかり眠るようにするのが望ましいと言えるでしょう。

しっかり睡眠時間を確保した子供は授業中でも集中力を持って話を聞くことができますし、日常の中の動きも機敏になって運動能力を高めていくことができます。
実際学力の高い子供は睡眠時間の確保がしっかりしているという海外の調査結果もあるようで、子供にとっての睡眠の重要性はもっとたくさんの親に知ってもらいたいことです。