子供は本当によく体調を崩します
子供を産んでみて改めて実感したのが、子供というのは本当によく病気になるということです。
以前から先に子供を産んで仕事に復帰した人の話を多く聞いてきましたが、そのときに必ずといっていいほど言われていたのが「急に子供が体調崩して呼び出されるのがつらい」という意見でした。
ママ友同士で話をしたこともあるのですが、昔は多少熱があってもそのまま閉園時間まで見ていてくれたり、自分で歩いて帰らせたりしていたようにも思うのですが最近はちょっと子供の体調がおかしくなるとすぐに親を呼び出してきます。
もっともそんな流れも体調を悪くした子供を放置したために重大な疾病に罹患してしまったというような例があってのことなのでしょうが、理由はともかく子供を持つ親の負担が大きくなったということは確実と言えます。
子供は大人とくらべて体が小さく免疫力も弱いので致し方ない面もあるのですが、それでも親としてできることは可能な限りに病気になりにくい環境を作っていくということになるでしょう。
子供の健康管理のコツとしては、「食事」「生活サイクル」「衛生」の3つへの配慮があります。
日常の動作を細かく観察をして判断する
子供の健康管理をするときに前提となるのが、普段からきちんと子供の様子を観察するということです。
子供は大人と違って自分の体調の変化をうまく言葉で伝えることができにくく、ただ不快であるということをなんとかして訴えようとすることがよくあります。
言葉を満足に話せない頃などは痛いのか、熱があるのか、だるいのかといったことを泣き方だけで表現することはできません。
ですので親としては、泣き方一つにしてもその子供の様子がいつもと同じかどうかということを判断できるようにしていかないといけません。
言葉を話せるようになってからも、話し方や歩き方、ちょっとした動作がいつもとおかしくないかということを細かく見て早く発見できるようにしておくと、病気の早期発見をすることができ病気をこじらせることもありません。
私は薬剤師で多少なりとも医療の知識はあるわけですから、医者の不養生といわれないように十分に注意していきたいところです。
こんな時には病気の疑い
子供の病気の前兆にはいくつかの症状があります。
普段の動作の中で見られる動作の変化で気付き、そこで医師にかかってみたらやっぱり病気だったということもあります。
具体的には、食欲がない、口数が少ない、動作がのろいといったようなことです。
他にもやたらとぐずったり、普段ならよろこんでするはずの遊びやおやつに対して反応が薄かったりするときも病気である可能性が高くなります。
元気がないときには大抵顔色が悪かったり、目が潤んでいたりといったこともあるので、そうしたときには早めに病院に連れて行った方がいいでしょう。
ただ子供の病気は心配ですが、中にはそんなに緊急性がない病気であることもあります。
慣れない保護者などはちょっと子供が体調を崩すとあわててしまい、すぐに救急病院に連れて行ったり救急車を呼んだりしてしまいます。
ですがそうした緊急性のない病気の場合、時間外での診察を増やすことで小児科医の負担をふやし医師の就業環境を悪化させてしまうこともあります。
子供の病気への対応は、対処方そのものと合わせ緊急時の連絡方法もしっかりと事前にシミュレートしておきましょう。