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子育てノイローゼにならないために

ノイローゼ気味の女性

増える「子育てノイローゼ」とは

子供を育てるということはいつの時代も大変な苦労を伴うものですが、こと現代においてはその責任の重圧は相当なものです。

年配世代の人たちもその時代ならではの苦労をされて私達を育ててくれたものとは思いますが、数十年前には「子育てノイローゼ」といった現象はそれほど多くはなかったように思います。

現在の育児環境においては子供の健康や体格、生活態度についての責任はダイレクトに親の責任として扱われてしまいます。

また近所に暮らす同年代の子供さんの中には有名幼稚園に通っていたり、有名な先生のいる習い事をしていたりといった幼少期からかなり高度な教育を受けられている人もいたりします。

子供の発育だけでもかなり親としては悩ましいところなのに、さらにそこに近所の子供との比較があったり、生活態度について何らかの指摘を受けたりするとなると、自分のこと以上に大きなストレスを親としては感じてしまいます。

さらに専業主婦の場合などは子育の責任は母親に極端に偏って課されるため、その重圧に耐え切れず精神を病んでしまうということもあります。

過度のストレスにより心が塞ぎこんで正常な精神状態を保つことができなくなることこそが「子育てノイローゼ」です。

出産後の体調の変化も原因の一つ

「子育てノイローゼ」は本人の気持ちの弱さが原因のようですが、実際の原因はそればかりではありません。

女性の体は妊娠をすると劇的に体調が変化します。

これは体の中で定期的に分泌されるホルモンのバランスが著しく崩れてしまうことによって起こることであり、体の感覚が妊娠前と全く異なるようになることもあります。

出産が終えるとまたさらにホルモンバランスが大きく崩れることになるため、急激な体質の変化により精神が不安定になってしまうのです。

本来ならばゆっくり安静に過ごして体調がもとに戻るのを待ちたいところなのですが、生まれたばかりの子供の世話をしなくてはいけない都合から、極端な睡眠不足になったり連日泣き声を聞き続けることによるストレスを受けたりします。

そうしたいくつかの要因が重なり、ノイローゼとなって深刻な精神状況にさらされてしまうことになってしますのです。

一人で何もかもしようと思わないこと

複数の要因によって起こる「子育てノイローゼ」なので、完全に予防をするのは難しいのが実情です。

ですがやはり最も大きなのは子育てに関わる大きなプレッシャーを一人で抱え込んでしまい、自分自身の逃げ場を失ってしまうことです。

子育てノイローゼを経験した人の話を聞いてみると、子供の寝姿を見ていても「もし今子供が急に体調を崩したら私の責任になる」といった脅迫的な気持ちになってしまうといった意見があったりします。

父親である夫にも仕事や都合があるのでしょうが、子育は母親がするものではなく家族として行っていくべきものです。

責任を誰か一人にだけ押し付けるようなことをせず、できるだけたくさんの人の手で子供を育てていけるような体勢を作っていきましょう。