子供にも必要な防災教育
南海トラフ巨大地震の危険性が広く伝えられるようになっている現在、特に東海~関東地域に住む人にとっては室内での地震対策は必須とも言えるでしょう。
既に東日本大震災やその前後に起こった震災で震度4以上の地震を身をもって経験したという人も多く、実際に大きな揺れが起こったときにできることとできないことがわかりやすくなりました。
地震が起こった時にまず最も優先するべきなのが自分の身を守ることであり、揺れが収まったら次にはすみやかに安全な場所へ移動するということが大事です。
小さなお子さんがいる家の場合には地震が起こったとき自宅にいる可能性も高くなるので、普段から地震が起こったときにはどうするかということをしっかり家族で話し合っておくようにしてください。
学校や保育園・幼稚園でも防災に対しての教育はしっかりやっているとは思いますが、いざ本当にそうした災害が起こったときには家族で一緒に行動することになるわけなので普段から緊急時の動きについては決めておいた方がよいと言えます。
私は本当に心配性なので、家の耐震性を考えて新しい家を建てたいと旦那に相談し、
実はこの前お店に行って相談までしました(;・∀・)
まずは、安いところで様子見をするべくローコスト住宅モクハウスの柏店で相談に乗ってもらいました。
こちらは家を建てる前に耐震性能をシミュレーションできるサービスがあって、実際に地震が来たらどんな揺れ方をするのか分かります。
モクハウスの店員さんいわく、やっぱり耐震性を気にする人が増えているそうです。
これだけ地震が頻繁に発生するのだから当たり前ですよね。
ほんのちょっとのことであっても、それをしていたかどうかでその後の生存率が大きく変わるということも過去の震災によって明らかになっているので、無駄と思わず自分の身は自分で守るという意識をしっかり持つようにしましょう。
自分の身を守るためにまず必ず必要なこと
防災対策としてまず一つ覚えておいてもらいたいのが、とにかく頭を守るということです。
昔から地震が起こったら机の下に隠れなさいと言われているのもそのためで、地震が起こったときに最も重大な事故となるのは落下物などによる頭部の損傷です。
普段は意識していなくても家や建物の中には高い場所に危険なものが置かれていることは多く、大きな揺れが起こったときそれらが雪崩を起こして体の上に落ちてきます。
そうしたときに体を守るために、できるだけ机の下のように上からものが落ちてこないところに身を隠し特に頭部をかばうようにしましょう。
もし周囲に机や椅子などがなければ、体を丸くして頭をおさえるだけでも効果があります。
近くに座布団やクッションがあったらそれを使って頭を徹底的にカバーしていくようにしてください。
この時気をつけたいのが親子一緒だったときで、親としては反射的に子供の上に覆いかぶさって守ろうとしてしまいますがこれはあまりよい方法ではありません。
というのももし建物や家具が大崩れしたときに一緒に埋もれてしまうことになるので、救出される可能性が低くなってしまうからです。
地震が起きたらまずは子供にしっかり自分の体を守らせ、親は近くにあるクッションや板などを探して子供と自分の上に屋根を作ってあげるようにしましょう。
もし大きなものが倒れて来そうになったらすばやく逃げ出せるように周囲の状況に気を配るということが大切です。
地震の直後はとにかく出口を増やす
もう一つ地震の直後にやってもらいたいのが逃げ口の確保です。
大きな地震が起こると建物が大きなダメージを受けますが、その多くは全壊ではなく半壊の状態で止まります。
もし半壊の状態の室内に閉じ込められてしまった場合、救助隊に掘り起こしてもらうまで自力では脱出できなくなってしまいます。
ですので最初に大きな地震が起こったらまず身を守り、一旦おさまった隙をみて窓や部屋の扉などできるだけ外部につながる開口部を開けておくようにしましょう。
建物のフレームがゆがんでしまうとドアや窓が開けられなくなってしまったりしますし、扉前後の壁などが壊れると扉を開くことができなくなってしまいます。
大きな地震の場合必ず少し間を置いてから余震があるので、その短い間に素早く安全な場所に避難することができるかどうかが生存率を大きく変化させます。