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薬剤師の1日は大忙し

忙しく働く中で身につくスキル

薬剤師として現在市民病院の近くの調剤薬局で勤務しています。

薬剤師の資格は高等学校を卒業してから薬学部に進学をしてすぐに取得をすることができたので、それから結婚までの5年あまりずっと病院施設での調剤業務に就いてきました。

もともと薬剤師として調剤の仕事をしていくことにはとても興味があったので、好きなことを仕事にしているという実感がありました。

ただ病院勤務の薬剤師というのは非常に忙しく、夜勤の仕事もたびたびあったことから体力的な限界を感じることもよくあったのです。

それで良い縁があって結婚となったときに、一度自分のキャリアを見直すという意味で退職をすることにしました。

結婚後にも薬剤師の資格があれば再就職も難しくないという確信がありましたが、そのときに少しでも有利になるようにと忙しい中で自分のスキルを高めるための努力はしてきたつもりです。

調剤薬局もかなり忙しいです

病院勤務は薬剤師として勤める仕事の中でも特に忙しいというふうに言われています。

再就職をするときには病院よりも時間的に余裕がある職場を選びたいと思っていたのですが、調剤薬局での仕事も忙しさということでは病院勤務と同じような感じです。

もっとも調剤薬局の中にも忙しいところとそうでもないところはあるようですが、私の勤務するような大きな病院の近くの薬局は利用者も多く、かなりたくさんの種類の薬剤も扱われます。

特に連休明けの月曜日などには患者さんがひっきりなしに訪れるということもよくあるので、かなり集中していないとたくさんの種類の薬剤を間違えずに取り扱うことができなくなってしまいます。

ですがそうした忙しさの中でこそ身につくこともよくあり、毎日が勉強と思って職務にあたっているところです。

私の担当する業務は主に窓口で処方箋を受け取り、その内容に従った調剤を行い患者さんに説明をするということです。

薬局内には何人か薬剤師が常駐しているのですが、それらのスタッフたちと連携しながら患者さんを待たせないように業務を行っていきます。

忙しい午前中と事務処理が増える午後

一日の業務はいつも忙しいのですが、午前と午後とで忙しさの種類が異なります。

午前中の忙しさは調剤薬局ならではの忙しさというか、訪れる患者さんへの応対に追われることで起こる忙しさです。

薬局内には待ってもらうための椅子やスペースがあるのですが、忙しい時期や時間には座れない人も出てしまうほどたくさんの人が列を作るので、一秒でも早く処方ができるようにするとともに、焦りすぎて説明などに不備がないように気をつけていきます。

ただ患者さんの列は正午を過ぎるくらいから少し落ち着いてくるので、患者さんが減ってきたらそこで他のスタッフと入れ替わりながらお昼の休憩に入ります。

お昼休憩後からは午後の来院での調剤を行いますが、それと平行してやっておかないといけないのが事務書類の整理です。

午前中の忙しい調剤ではとにかく早くに薬品を出すことに集中しますが、そのときに出された薬剤の在庫をチェックしたり、患者さんの薬歴などを入力したりといった地味な作業もまた行わないといけない大切な仕事です。

一日中患者さんが訪れた日などにはそうした事務処理をするために残業をしなくてはいけなかったりすることもあり、午後はいかに上手に時間を使っていくかということが仕事の出来を決めていきます。

薬局は午後5時には閉店となりますが、それから足りなくなった在庫を発注したり店内の備品のチェックをしたりしていきます。

うまく一日の仕事が回った日なら6時までに閉店のための清掃を終えることもできます。